時計と時間にまつわるエピソード

童話などにたびたび登場する振り子時計、現在もなお愛好家などによって求められる人気のスタイルです。

ぼんぼん時計でクラシカルな雰囲気

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時間を知るため天体の動きを観察し日時計などを利用していた時代を経て、機械時計が11世紀ごろに誕生し、その後も改良や発見を通じ振り子時計、クォーツ時計の開発など時計の歴史は大変古いものといえます。
そのためか時計は太古の昔から存在しているイメージもあり、古くて奥ゆかしい存在感がどこか漂っています。
特に昨今あまりみられなくなった振り子時計には独特のノスタルジーが感じられます。
ガリレオが発見した振り子の等時性を応用して開発された振り子時計ですが、1657年ごろクリスティアーン・ホイヘンスによって発明されました。
それから数世紀にわたって最も正確な時計として世界で用いられましたが、20世紀に入り電気時計やクォーツ時計が発明された頃から振り子時計は衰退していきました。
しかしその佇まいともいうべき存在感には空間を圧倒するものがあり、いまだ愛好家などから大変人気のあるタイプでもあります。
正確さで多少の疑いはあるものの日常生活には支障のない程度のものであることから日々の調整などのケアをして愛好家を中心に現在なお使用されています。
ただし普段目にすることのある振り子時計のほとんどは、振り子の原理を応用して作られたタイプではなく、クォーツ式の時計に振り子の飾りをほどこしたものです。
飾りとしての振り子を動かすためにも相当な電力を費やすため、この場合、時計としての電力と振り子を動かす電力部分は別になっていることが多く容量の異なる乾電池が用いられているそうです。
また電力元が違うため、振り子の動きをみて時計表示も正確に動いていると思うのは間違いであるため、振り子風のクォーツ時計では時間の誤表示に注意する必要があるようです。
振り子時計の基本的な動きは、針を回す動力にぜんまいばねなどを用いてその動きを振り子の性質によって制御するシステムです。
しかし振り子の動きは揺れに弱く、乗り物など動いているものの上では使用できないなどのデメリットがあり、地震などの大きな揺れによって時計も止まってしまうそうです。
かつてはその止まってしまう性質を利用して、地震の起きた時間の物証としても扱われたようです。
振り子時計のイメージはその独特の形状にあります。
主に柱時計やホールクロック、時計台などに代表される大型の物が主であり、童話などに登場する時計はたいてい大きな振り子時計です。
さらに童謡などで歌われるように「チクタク」音やボーンボーンなど音のイメージも大きく、これらの表現は現在なお時計の隠喩表現や代名詞として使われることも多いです。

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